婚活をするにあたって、マイホームがあることはアピール材料になるのか!?
当ブログをご覧になっている読者の方々の年齢層としては、だいたい20代後半~40代ぐらいまでの、いわゆる「アラサー世代」や「アラフォー世代」の社会人男性が多いです。
そして、多くの「アラサー世代」や「アラフォー世代」の社会人男性が、一度は検討することになるのが、一戸建てやマンションなど、マイホームの購入です。
あなたも、マイホームの購入を検討されたことはあるでしょうか?
30代、40代ともなると、自身でマイホームの購入を検討するだけでなく、不動産業者からの営業電話なども絶えずかかってきたり、親世代や既にマイホームを購入した同級生や同僚からもすすめられたりするわけです。
ですから、人によっては、婚活と同時にマイホームの購入も検討しているような人もいるわけです。
さて、そんな婚活とマイホーム購入に関連しまして、読者の方から以下のご質問をいただきました。
【質問内容】
ユウ様、はじめまして、
突然のメール失礼いたします。私は昨年11年連れ添った妻と離婚した37歳のバツイチ男です。
新しい出会いの方法は無いかと探していたところ、このブログに辿りつき、婚活サイトに興味を持ちました。
早速、youbrideに登録してみたのですが、プロフィール欄の作成にあたり、「資産」の項目について質問です、
私は、今は賃貸アパートで1人暮らしをしており、預貯金ぐらいしか資産が無いのですが、一戸建てなりマンションなり、家を持っている方がアピール材料になるのかな、などと、思いました。
私の同級生などを見ても、結婚している人の半分以上は、家を購入していたり、実家を二世帯住宅に改装したりで、持ち家です。
私の職業は地方公務員で、リストラの心配もありませんし、年収も700万円近くあるので、住宅ローンの支払いも全く問題ありません。
なので、婚活をはじめるにあたって、家を購入して、それを1つのアピール材料にしようかと思っているのですが、どうでしょうか?
何かアドバイスをいただけると嬉しいです。
この読者の方としては、バツイチというハンディもあるので、婚活をすすめめるにあたって、マイホームという資産があることをアピールしたいということでしょうか。
また、この読者の方の同級生で結婚している方の半分以上が持ち家であることも、マイホーム購入を検討する大きな引き金になっているようですね。
そこで今回は、この読者の方のご質問にお答えする形で、私なりの見解をお話していきます。
ぜひあなたも今回のお話をふまえて、婚活をすすめていくにあたっての参考にしてみてください。
ライフスタイルも家族の人数も決まって無い状況で、焦って家を買う必要は無い
まず、今回のお話をするにあたって、はじめにことわっておきますが、私は、いわゆる「持ち家派」でも「賃貸派」でもありません。
持ち家にするか、賃貸にするかは、人によって様々事情が異なってくるので、どちらが正解でどちらが不正解かは、ケースバイケースだと思います。
その上で、この読者の方のケースに限って言えば、現時点ではマイホームを購入する必要は無いと考えます。
なぜなら、この読者の方は、これから婚活をはじめるわけですから、どのような女性と結婚するかもわからないわけですし、将来的に何人子供ができるかも見えないわけですし、現時点では家族の人数もライフスタイルも全く読めない状態だからです。
そんな中、この読者の方が婚活をはじめる前から、場所なり間取りなりを1人で決めてマイホームを購入してしまったら、将来結婚相手となる女性にとって通勤などが不便な場所であったり、子供の人数が予想以上に増えて、部屋が足りなくなってしまったりする可能性もあるわけです。
既に結婚していて子供の数も決まっている人とでは、かなり状況が違ってくるわけです。
「ライフスタイルが変わったり、子供の数が増えたら、家を売って他に住めばいいじゃないか」などと反論があるかもしれませんが、住宅というものは、大体の場合においては購入時よりも大幅に安い値段で手放すことになりますし、場所によってはなかなか買い手がつかない場合もあるわけです。
つまり、住宅というものは、往々にして、住宅ローンを組んで購入する時は比較的簡単なのですが、売却する時は、色々と困難な状況になることが多いわけです。
不動産業者というのは、当然のことながら、購入に関してはイケイケですすめてきますが、売却時のことなんて教えてくれるわけがありません。
その点、賃貸住宅であれば、ライフスタイルの変化や子供の数によって、柔軟に住みかえることができるわけです。
また、この読者の方は、婚活時に資産があることをアピールしたいがために、家を購入しておきたいというお考えのようですが、この点については大きな勘違いをされています。
なぜなら、婚活をしている女性からすれば、住宅ローンの残っている家など、資産ではなく、ただの負債にしか映りませんし、しかも、その家を購入するにあたっては、自分の意見は全く反映されていないわけです。
実際、婚活サイトをしている女性から、「ローンの残っている家をアピールされたところで、結婚したら、あたしもその借金を背負うわけ?って思うよね。そういう人はパス。」という意見を聞いたことがあります。
ですから、親から譲り受けた不動産などがある場合はともかく、まだローンがたっぷり残っている住宅など、全く資産アピールにならないわけです。
資産をアピールしたいのあれば、あせって家を購入するのではなく、今お持ちの預貯金などの金融資産でじゅうぶんなのです。
マイホーム購入をご検討なのであれば、頭金としてそれなりの現金をお持ちのことでしょう。
現金であれば、誰からみても資産になるわけですからね。
ということで、今回のお話をまとめますと、この読者の方のケースで言えば、これから婚活をはじめる状況で、まだ相手の女性もライフスタイルも子供の数も決まっていないわけですから、現時点で焦って家を購入する必要は無いと考えます。
資産としてアピールしたいのであれば、今お持ちの預貯金でじゅうぶんです。
どうしてもマイホームを購入したい場合であっても、それは結婚してからであっても、全く遅くはないわけですからね。
以上、ご参考になれば幸いです。