この14アイテムだけでもハイセンスなコーディネートが可能
以下の前回の記事に引き続き、今回も“ファッション”に関するお話です。
前回は、「服選びで失敗しないための6つのポイント」と題してお話しましたが、今回は、その中のポイントの1つである「レギュラーアイテム」について、具体的にどのようなブランドのものを買えば良いのかをお話していきます。
「レギュラーアイテム」は以下の14アイテムになります。
●トップス・インナー
テーラードジャケット
ハイゲージカーディガン
白シャツ
白のVネックカットソー
パーカー
ポロシャツ
●パンツ
デニムパンツ
チノパン
グレーのウールパンツ
●靴
レザースニーカー
プレーントゥシューズ
●カバン
ネイビーのブリーフケース
●コート
Pコート
ダウンジャケット
これらのアイテムにつき、それぞれのおすすめのブランドを、高価格ブランド、中価格ブランド、低価格ブランド、の3つのクラスごとにご紹介していきます。
これらの14のレギュラーアイテムを揃えるだけでも、一年を通じて、ハイセンスな大人の男性のコーディネートができます。
なので、ぜひあなたも、どんな服を買った良いかわからないのであれば、まずはこれらのアイテムから揃えていくことをおすすめします。
レギュラーアイテム別おすすめブランド
おすすめのブランドについてお話する前に、高価格ブランド、中価格ブランド、低価格ブランド、の概念について、少しご説明しましょう。
高価格ブランドとは、文字通りやや高めの値段のブランドになります。
主に、デザインが洗練されているイタリアやイギリスのブランドをご紹介します。
値段はやや高めですが、ここでご紹介するアイテムはいずれも、単にブランド代が高いのではなく、価格以上の価値があるものです。
中価格ブランドとは、中程度の値段のブランドになります。
主に、つくりがしっかりしているアメリカのブランドや、ユナイテッドアローズやビームス、トゥモローランド、シップスなどのセレクトショップのアイテムをご紹介していきます。
低価格ブランドでは、ファストファッションブランドのアイテムをご紹介します。
ファストファッションブランドとは、ZARA、FOREVER21、GAP、ユニクロなどの、トレンドをおさえつつも大量生産で低価格におさえているブランドです。
アイテムによっては、すべての価格帯のブランドをご紹介できないものもありますが、ぜひあなたの状況に合わせて選んでみてくださいね。
ということで早速、1つ1つアイテムにつき、おすすめのブランドをご紹介していきましょう。
①テーラードジャケット
テーラードジャケットとは、上の写真の様なスーツの上着の形状のようなジャケットで、春秋シーズンにジーンズやチノパン、ウールパンツに合わせてはきます。
カジュアルなシーンから、ジャケットが必要なややフォーマルなシーンまで、幅広く着用することができます。
スーツの上着と、ジーンズやチノパンに合わせるカジュアル用のテーラードジャケットとでは、微妙に形が違います。
ですから、普段の私服に使う場合は、必ずカジュアル用のジャケットを購入しましょう。
色は、ネイビーやミディアムグレー、デザインとしてはダブルではなく、シングルの2つボタンか3つボタンがおすすめです。
テーラードジャケットのおすすめブランドは以下の通りです。
・高価格帯ブランド:ボリオリ(7万~12万円程度)
ボリオリは、テーラードジャケットで非常に有名なイタリアのブランドです。
ジャケットを買ったことが無い方にとっては、かなり高く感じるかもしれませんが、これでも超ハイブランドに比べれば、かなり安いほうです。
ジャケットは、シャツなどのインナーと違って、特に目立つ部分なので、あまり安物はおすすめできません。
また、大切に使えば一生モノになるので、ボリオリのジャケットを1つ購入しても全く損は無いでしょう。
・中価格帯ブランド:セレクトショップ(2万円~6万円程度)
ユナイテッドアローズなどのセレクトショップにいても、カジュアルに使えるテーラードジャケットを幅広く扱っています。
1万円台のジャケットもあるのですが、先ほどもお話した様に、あまり安物はおすすめできません。
ですから、ジャケットに関しては2万円以上のアイテムを選ぶことをおすすめします。
②ハイゲージカーディガン
ハイゲージカーディガンとは、写真の様な、ゲージ数が高く、それだけ糸がや編み目が細かいカーディガンのことです。
反対に、糸が太くて編み目がザックリしているカーディガンのことをローゲージカーディガンといいます。
なぜ、ローゲージより、ハイゲージのカーディガンがおすすめなのかというと、より体にフィットして、シルエットが美しく、大人の男性の魅力が演出できるデザインだからです。
また、他のアイテムともより合わせやすいからです。
具体的なゲージ数としては、12ゲージ以上のものを選ぶようにしましょう。
色は、ライトグレー、黒、ネイビー、デザインはVネックのものがおすすめです。
ハイゲージカーディガンのおすすめブランドは以下の通りです。
・高価格帯ブランド:ジョンズメドレー(2万~4万円程度)
ジョンズメドレーはカーディガンやセーターなどのニット製品で有名なイギリスのブランドです。
肌触りの良さは抜群で、薄手にも関わらず、かなり暖かいです。
・中価格帯ブランド:ラルフローレン(1万円程度)
ラルフローレンは、ポロシャツで有名なアメリカのメンズウェアブランドです。
シャツで有名なブランドではありますが、カーディガンもシンプルなデザインで良いアイテムなので、おすすめです。
デザインとしては、ロゴマークのポニーが大きいものではなく、ワンポイント程度の目立たないものを選ぶようにしましょう。
また、前回の記事でもお話したことですが、ラルフローレンのようなアメリカのブランドは、サイズがかなり大きめです。
ですから、標準的な体型の男性であれば、日本のブランドだとLサイズぐらいがジャストフィットになりますが、アメリカのブランドだと、SかMぐらいがジャストフィットになります。
なので、サイズ選びの際は、何度も試着して、あなたの体にジャストフィットするものを選びよう注意しましょう。
・低価格帯ブランド:GAP(7千円~1万円程度)
GAPはアメカジのファストファッションブランドですが、どのアイテムもつくりが値段の割に結構しっかりしています。
カーディガンもシンプルで良いデザインのものがあります。
こちらもアメリカのブランドですので、ややサイズが大きめになりますので、納得行くまで試着して、あなたの体にジャストフィットするものを選びましょう。
③白シャツ
白シャツは、スーツなどの仕事着だけでなく、カジュアルでも着こなせるようなると、洗練された大人の雰囲気が出せるようになります。
また、どんなものにも合わせられて、オールシーズン着られる非常に汎用性の高いアイテムです。
白シャツを選ぶ際に2点注意したいのが、デザインとして、襟に関しては、ボタンダウンとワイドカラーがあり、袖(すそ)の形としては、スクエアタイプとラウンドタイプがあるということです。
ボタンダウンは、ややカジュアルな印象があり、ボタンが付いている分、襟の形を維持しやすく、カーディガンにも良く合います。
対して、ワイドカラーは、フォーマルな印象がありますが、襟の形が崩れやすいので、カジュアルファッションには合わない場合もあります。
なので、どちらか1つを選ぶのであれば、カジュアルシーンでもビジネスシーンも使えて、より汎用性の高いボタンダウンタイプの襟のシャツのをおすすめします。
袖の形に関しては、スクエアタイプとは、裾の形がほぼ直線で、シャツをパンツの外に出すことを前提としたデザインです。
一方、ラウンドタイプとは、裾の形が丸くなっており、シャツをパンツの中に入れることを前提としたデザインです。
カジュアルなシーンにおいては、シャツをパンツの外に出して着るスクエアタイプのシャツをおすすめします。
白シャツのおすすめブランドは以下の通りです。
・高価格帯ブランド:バルバ(1万5千円~3万円程度)
バルバは、シャツで有名なイタリアの高級ブランドです。
生地が良いので肌触りは抜群なのはもちろんのこと、細身で洗練されたシルエットにも関わらず、動きやすいです。
この白シャツ1枚でもキマりますので、やや高いですが、余裕がある方はぜひ購入をおすすめします。
・中価格帯ブランド:ブルックスブラザーズ(1万円~2万円程度)
ブルックスブラザーズは、シャツで有名なアメリカのブランドです。
ハリウッドスターやスポーツ選手なども、結構このシャツを着ています。
アメリカのブランドらしく、丈夫なつくりなので長持ちします。
ただし、ラルフローレンと同様に、アメリカのブランドなので、日本人にとってはサイズが大きめです。
なので、購入する際には、必ず店員の方と相談しながらあなたにジャストフィットするサイズのものを選ぶようにしましょう。
・低価格帯ブランド:ZARA、ユニクロ (3千円~6千円程度)
上にジャケットやカーディガンを着て、完全にインナーとする分には、ファストファッションブランドの白シャツもありです。
ですが、やはり高価格帯~中価格帯のブランドと比べると、デザインやつくりが劣りますので、白シャツ単体でのコーディネートの場合は、あまりおすすめできません。
④白のVネックカットソー
白シャツ以外のインナーとしては、白の長袖のVネックカットソーをおすすめします。
白のVネックカットソーは、どんなアイテムとも相性が良いのですが、白シャツと違って、単体では着れません。(割としっかりとした生地でも乳首が透けやすいですしね・・・・。)
なので、インナーのみで着用するようにしてください。
インナーのみでの着用ですし、高級ブランドでも品質に大差が無いので、ユニクロ、GAPなどのファストファッションブランドでもじゅうぶんでしょう。
尚、Vネックカットソーは、構造上、洗濯していくうちに首元がヨレやすいので、Vラインの縫製がしっかりとしたものがおすすめです。
⑤パーカー
ジャケットや白シャツなどは、大人のカジュアルを演出できますが、BBQなどアウトドアのシーンにおいてはやや不向きです。
そこで1つ持っておくと大変便利なのが、パーカーです。
色は、グレー、ネイビー、黒あたりがおすすめです。
デザインとしては、必ず前面にファスナーが付いていて、なおかつ上からも下からも開閉できるダブルジップがおすすめです。
なぜなら、ダブルジップタイプであれば、上を少し開けて胸元を出し、下を少し開けると、腰が締まった美しいシルエットになるからです。
尚、パーカーはダボっとした着こなしだと子供っぽくなってしまうので、他のアイテム同様、ジャストフィットするサイズを選ぶよう注意しましょう。
ブランドとしては、以下がおすすめです。
・中価格帯ブランド:ビームス(1万円程度)
・低価格帯ブランド:GAP、FOREVER21、ユニクロ(2千円~5万円程度)
⑥ポロシャツ
夏のシーズンにおいて、非常に重宝するのがポロシャツです。
もともとスポーツウェアですから、スポーツやアウトドアのシーンはもちろんこと、キレイめのファッションにも合わせることができます。
色は、黒、白、グレー、ネイビーがおすすめです。
ブランドとしては以下がおすすめです。
・高価格帯ブランド:ジョンスメドレー(2万~3万円程度)
・中価格帯ブランド:ラコステ、、ラルフローレン、フレッドペリー(1万円程度)
⑦デニムパンツ
カジュアルファッションのボトムスにおいて、まず最初に入手しておきたいアイテムが、ブルーデニムです。
デニムパンツの色としては、黒や白も定番ではありますが、やはりまず最初に揃えておきたいのは青色のデニムです。
ブルーデニムと言っても、濃い色や淡い色のものまでありますが、1本目は、濃い青色のデニム、2本目は、淡い青色のデニムにして、前者は秋冬用、後者を春夏用にすると良いでしょう。
ただし、デニムの場合は洗濯していると色落ちしていきますので。まずはじめに濃い青色のデニムパンツを購入し、それが洗濯して色落ちして淡い青色になったら、2本目も濃い青色のデニムを購入するというサイクルでも良いでしょう。
尚、濃い青色のデニムの中には、ノンウォッシュ(まだ糊がついていて硬いもの)とワンウォッシュ(糊が洗い落されているもの)とがありますが、初心者の方には、取り扱いやすい後者のワンウォッシュタイプをおすすめします。
そして、デニムパンツには、ストレート、スキニー、フレアー、ブーツカットなどなど、さまざまなデザイン、シルエットのものがありますが、最もおすすめなのは、流行に左右されにくく長くはけるストレートタイプです。
では、デニムパンツのおすすめブランドをご紹介していきましょう。
・高価格帯ブランド:ディオールオム(3万~5万円程度)
・中価格帯ブランド:リーバイス、リー、ラングラー(1万~2万円程度)
・低価格帯ブランド:ユニクロ、FOREVER21、ZARA(3千円~5千円程度)
やはりディオールのデニムは一番おすすめではありますが、もしお金が無い場合であれば、まずはジャケットや白シャツにお金をかけて、ボトムスはとりあえずユニクロなどのファストファッションブランドで揃えても良いと思います。
⑧チノパン
デニムパンツと並んで、カジュアルファッションのボトムスの定番がチノパンです。
チノパンを選ぶ際に注意したいのが、ジャケットにも合うドレス使用のデザインものを選ぶことです。
ワークパンツ系のチノパンですと、カジュアルすぎてジャケットに合わなかったり、シルエットも太めなのでやや子供っぽくなってしまいます。
ですので、センターに折り目のラインが入っているドレス仕様のチノパンを選ぶようにしましょう。
ちなみに、デニムだとセミフォーマルがNGになる場合がありますが、ジャケット+ドレス仕様のチノパンのスタイルは、セミフォーマルでもイケます。
色に関しては、デニムと同様に、濃いベージュと淡いベージュの1本ずつあると良いです。
1本だけしか買う余裕が無いのであれば、より汎用性の高い淡いベージュのチノパンがおすすめです。
それでは、チノパンのおすすめブランドをご紹介しましょう。
・高価格帯ブランド:イレブンティ(2万~3万円程度)
イレブンティは、2007年に立ちあげられた比較的若いイタリアのブランドです。
ポロシャツが有名なブランドではありますが、チノパンがラインがとても洗練されているので、おすすめです。
余裕のある方は、買っておいて絶対に損は無いでしょう。
・中価格帯ブランド:セレクトショップ(1万~2万円程度)
ユナイテッドアローズ、ビームス、エディフィス、トぅモローランド、シップスなど各セレクトショップもオリジナルでドレス使用のチノパンを取り扱っています。
⑨グレーのウールパンツ
グレーのウールパンツとは、上記の写真の通り、スーツのパンツの様な形状のものです。
デニムやチノパンに比べると、フォーマルよりのパンツになりますが、それだけにカジュアルで着こなすことができれば、そこらへんの若造には出せない大人の男の魅力を演出できます。
特にネイビーのジャケットと白シャツとの相性が抜群です。
なので、まずはデニムやチノパンから揃えるべきですが、余裕が出てきたら、ウールパンツもラインナップに加えたいところです。
それではウールパンツのおすすめブランドをご紹介しましょう。
・高価格帯ブランド:インコテックス(2万~3万円程度)
インコテックスは、イタリアのブランドで、ウールパンツの履き心地と美しいシルエットで高い評価を得ています。
ヒップを上に矯正してくれたりと、足を美しく長く見せる工夫が随所になされているパンツです。
日本では、バーニーズニューヨークの店舗で取り扱いがありますので、興味のある方は試着してみることをおすすめします。
・中価格帯ブランド:セレクトショップ(1万~2万円程度)
ウールパンツは、キレイ目ファッションのセレクトショップ、ユナイテッドアローズ、エディフィス、トぅモローランド、シップスなどでも取り扱いがあります。
⑩レザースニーカー
大人のカジュアルファッションにおいて、1年を通じて履ける靴がレザースニーカーです。
スニーカーであれば、コンバースなどのキャンパス地のものもありますが、それだと学生っぽくなってしまいますので、20代後半以上の大人の男性はレザースニーカーがおすすめです。
先にご紹介した、デニムパンツやチノパンとの相性は抜群です。(ウールパンツには、次に紹介するプレーントゥシューズが良いでしょう。)
色は、黒と白、2色持っておくと良いでしょう。まず1足買う場合であれば、汎用性の高い黒がおすすめです。
レザースニーカーは、すべて中価格帯になりますが、以下のブランドがおすすめです。
・中価格帯ブランド:スピングルムーブ、パトリック、マカロニアン(1万~2万円程度)
⑪プレーントゥシューズ
プレーントゥシューズとは、革靴で、写真の様につま先の部分に飾りがない、最もスタンダードなタイプのものです。
プレーントゥシューズは、これまで紹介してきたアイテム全てと相性が良いですし、ビジネスシーンやフォーマルなシーンでも使えて、なおかつ流行にも左右されない普遍的なアイテムです。
なので、仕事用との兼用と考えてみても、手に入れておいて損の無いアイテムと言えます。
プレーントゥシューズのおすすめブランドは以下の通りです。
高価格帯のブランドのものはあまりにも高いので、今回は除外しました(笑)
・中価格帯ブランド:クロケットアンドジョーンズ(10万円程度)
クロケットアンドジョーンズはイギリスの革靴ブランドです。
ジョン・ロブの様なイギリス王室御用達の超一流ブランドと比べると、値段が落ちる分、品質はやや劣りますが、じゅうぶん一流ブランドと言えます。
日本では、クロケットアンドジョーンズの革靴は、銀座のトレーディング・ポストというセレクトショップで取り扱っています。
様々な木型の中から、自分に合ったものを選べるので、ジャストフィットする靴を選ぶことができます。
また、購入後、靴底が減った場合は、何回でも補修してくれます。
・低価格帯ブランド:リーガル(1万5千円~3万円程度)
リーガルはアメリカの革靴ブランドです。
デザイン性に関しては、ヨーロッパのハイブランドと比べて劣りますが、アメリカのブランドらしく、丈夫なつくりで、長時間歩いても疲れにくいです。
革靴でありながら、ガシガシ履けるのは魅力ですね。
まず1足、プレーントゥシューズを手に入れたい場合は、リーガルがおすすめです。
⑫ネイビーのブリーフケース
カバンに関しては、季節やシーンに合わせて何個があるとのぞましいですが、ここでは、最も汎用性があって、オールシーズン、シーンを問わず使えるアイテムを1つご紹介しましょう。
それは、上の写真にある、ネイビー色のブリーフケースと呼ばれる形状のカバンです。
これであれば、ビジネスシーンでも使えますし、カジュアルファッションにも合わせやすく、小旅行もできます。
ブランドとしては、以下がおすすめです。
・中価格帯ブランド:オロビアンコ(2万~5万円程度)
オロビアンコは、1996年にできたイタリアのカバンのブランドです。
イタリアのブランドらしくデザイン性が非常に高く、それでいて実用性も高いです。
高級ブランドにも関わらず、比較的手に入れやすい値段設定です。
セレクトショップや百貨店、東急ハンズなどで取り扱っています。
⑬Pコート
冬のコーディネートアイテムとして、ジャケットの代わりにカーディガンや白シャツの上にはおり、デニムやチノパンにも合わせやすいのが、Pコートです。
コートの種類は、ダッフルコート、トレンチコートなど様々ありますが、やはりカジュアルにもフォーマルにも合って、最も汎用性の高い、シンプルなデザインなのがPコートです。
なので、大人のカジュアルファッションに合うコートとしては、真っ先に揃えておきたいアイテムです。
色は、黒、ネイビー、グレーがおすすめです。
Pコートのおすすめブランドとしては以下の通りです。
・中価格帯ブランド:アタッチメント、ラウンジリザード(4万~8万円程度)
アタッチメントは、1999年にスタートした日本のブランドです。
無駄のないシンプルなデザインと、スリムで美しいシルエットのPコートは、幅広い年齢層から人気のアイテムです。
ラウンジリザードも日本のメーカーで、シンプルで美しいデザインで、何にでも合わせられるPコートです。
・低価格帯ブランド:セレクトショップ(2万~3万円程度)
Pコートに関しては、ユナイテッドアローズ、ビームス、エディフィス、トぅモローランド、シップスなどセレクトショップのオリジナルアイテムを低価格帯ブランドとしておすすめします。
やはりコートもジャケット同様、存在感のあるアイテムなので、ユニクロなどのファストファッションブランドはあまりおすすめできません。
⑭ダウンジャケット
極寒シーズンとなった時、やはり最も防寒性に優れているのがダウンジャケットです。
しかし、ダウンジャケットは防寒性に優れている反面、ボリュームと存在感があり、全体のシルエットにかなり影響するアイテムでもあります。
ですから、安物のダウンジャケットに手を出してしまうと、縫製が粗かったり素材が悪かったりで、防寒性が低かったり、シルエットが悪くてかなり不格好になってしまう危険性もあるわけです。
なので、ダウンジャケットに関しては、ある程度の価格のモノを購入することをおすすめします。
色は、黒、ネイビー、グレーがおすすめです。
ダウンジャケットのおすすめブランドは以下の通りになります。
・高価格帯ブランド:モンクレール(10万~20万円程度)
ダウンジャケットと言えば、モンクレールと言われるぐらい有名なイタリアのブランドです。
真冬にダウンジャケットの下はカットソー1枚だけでも暖かいぐらい、防寒性が高く品質の良いアイテムです。
ただし、一時期大流行したアイテムであるため、街中で歩いていると、多くの人とかぶってしまうというデメリットもあります。
・中価格帯ブランド:タトラス(5万~10万円程度)
タトラスは、2006年にイタリアでスタートしたダウンジャケットが人気のブランドです。
日本国内では、バーニーズニューヨークの各店舗や他百貨店で取り扱いがあります。
防寒性は、モンクレールよりも劣りますが、シルエットが細身のため、非常に洗練されたデザインになっており、フォーマルな格好にも合わせやすいです。
・低価格帯ブランド:セレクトショップ(2万円~5万円程度)
ジャケットやPコートと同様に、ダウンジャケットに関しても、目立つアイテムですので、ユニクロなどのファストファッションブランドは避けましょう。
ということで、低価格帯ブランドとしては、ユナイテッドアローズ、ビームス、エディフィス、トぅモローランド、シップスなどセレクトショップのオリジナル商品をおすすめします。
この価格帯としては、アウトドアブランドのダウンジャケットも多数ありますが、やはりデザイン性という意味で、セレクトショップのアイテムの方がおすすめです。
以上、14のレギュラーアイテムに関して、それぞれおすすめのブランドをご紹介しました。
あなたも少しずつレギュラーアイテムを揃えていこう
今回のお話いかがでしたでしょうか?
いきなりこれらのアイテム全てを揃えるのは大変でしょうから、まずは、ジャケット、白シャツ、カーディガン、デニムパンツ、チノパン、レザースニーカーあたりから少しずつ購入していきましょう。
流行り廃りの無い汎用性の高いアイテムばかりですので、揃えるのに何年もかかってしまっても、全く問題はありません。
そして、それぞれのアイテムを購入するにあたっては、前回の記事でお話しました通り、サイズ選び、基本の5色、デザイン、コーディネートにじゅうぶん注意するようにしてください。
通販で購入しても良いですが、できれば店舗で納得いくまで試着をして、とりあえず「迷ったら買わない」という姿勢が大切です。
アイテム数としては少ないですが、これらのレギュラーアイテムだけでもキチンと選んでコーディネートすれば、あなたは必ず洗練された大人の魅力のある男性になることができます。
ぜひ、婚活サイトで出会った女性と実際にデートする段階までには、最低限のアイテムは揃えておいてください。
さて、次回からは第一印象の要素の中で、これまた非常に重要である“清潔感”についてお話していきます。